鍛錬成形比/鍛造効果/標準寸法/定尺
”材質及びその他の品質”に分類されている用語のうち、『鍛錬成形比』、『鍛造効果』、『標準寸法』、『定尺(ていじゃく)』のJIS規格における定義その他について。
主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼の用途別製品及び品質に関する主な用語として、鉄鋼用語(製品及び品質)(JIS G 0203)において、”材質及びその他の品質”に分類されている用語には、以下の、『鍛錬成形比』、『鍛造効果』、『標準寸法』、『定尺』などの用語が定義されています。
鉄鋼用語(製品及び品質)
⇒【材質及びその他の品質】
分類: 鉄鋼用語(製品及び品質) > 材質及びその他の品質
番号: 5363
用語: 鍛錬成形比(※1)
定義:
鍛錬作業による変形の大きさの度合。一般には鍛造前の断面積と鍛造終了後の断面積の比に作業種類記号を添えて表される。
対応英語(参考):
forging ratio
分類: 鉄鋼用語(製品及び品質) > 材質及びその他の品質
番号: 5364
用語: 鍛造効果
定義:
鍛造の目的(成形と材質改善)の一つである材質の強じん化の程度。一般には鍛錬成形比や機械的性質で表される。
対応英語(参考):
forging effect
分類: 鉄鋼用語(製品及び品質) > 材質及びその他の品質
番号: 5401
用語: 標準寸法
定義:
使用実績及び標準数列などを考慮してある程度集約化した鋼材の寸法。
対応英語(参考):
preferred size
分類: 鉄鋼用語(製品及び品質) > 材質及びその他の品質
番号: 5402
用語: 定尺(ていじゃく)
定義:
標準寸法と同義語であるが、通常標準寸法よりも更に集約化された寸法。なお、鋼管、棒鋼、形鋼などは長さに対してだけ用いる。
対応英語(参考):
−
(※1)
鍛錬成形比については、以下のJIS規格があります。
JIS G 0701
鋼材鍛錬作業の鍛錬成形比の表わし方
この規格では、鋼材の熱間鍛錬作業における鍛錬成形比の表わし方について規定されています。
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