NO.1仕上げ/NO.2D仕上げ/NO.2B仕上げ/NO.3仕上げ/NO.4仕上げ
”材質及びその他の品質”に分類されている用語のうち、『NO.1仕上げ』、『NO.2D仕上げ』、『NO.2B仕上げ』、『NO.3仕上げ』、『NO.4仕上げ』のJIS規格における定義その他について。
主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼の用途別製品及び品質に関する主な用語として、鉄鋼用語(製品及び品質)(JIS G 0203)において、”材質及びその他の品質”に分類されている用語には、以下の、『NO.1仕上げ』、『NO.2D仕上げ』、『NO.2B仕上げ』、『NO.3仕上げ』、『NO.4仕上げ』などの用語が定義されています。
鉄鋼用語(製品及び品質)
⇒【材質及びその他の品質】
分類: 鉄鋼用語(製品及び品質) > 材質及びその他の品質
番号: 5345
用語: NO.1仕上げ
定義:
熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯の表面仕上げ状態を示し、熱間圧延後、熱処理、酸洗又はこれに準ずる処理を行って仕上たもの。
対応英語(参考):
No.1 finish
分類: 鉄鋼用語(製品及び品質) > 材質及びその他の品質
番号: 5346
用語: NO.2D仕上げ
定義:
冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯(※1)の表面仕上げ状態を示し、冷間圧延後、熱処理、酸洗又はこれに準ずる処理を行って仕上たもの。
また、つや消しロールによって最後に軽く冷間圧延したものもこれに含める。
対応英語(参考):
No.2D finish
分類: 鉄鋼用語(製品及び品質) > 材質及びその他の品質
番号: 5347
用語: NO.2B仕上げ
定義:
冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯(※1)の表面仕上げ状態を示し、冷間圧延後、熱処理、酸洗又はこれに準ずる処理を行った後、適切な光沢を得る程度に冷間圧延して仕上たもの。
対応英語(参考):
No.2B finish
分類: 鉄鋼用語(製品及び品質) > 材質及びその他の品質
番号: 5348
用語: NO.3仕上げ
定義:
冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯(※1)の表面仕上げ状態を示し、JIS R 6001 の規定による 100〜120番まで研磨して仕上たもの。
対応英語(参考):
No.3 finish
分類: 鉄鋼用語(製品及び品質) > 材質及びその他の品質
番号: 5349
用語: NO.4仕上げ
定義:
冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯(※1)の表面仕上げ状態を示し、JIS R 6001 の規定による 150〜180番まで研磨して仕上たもの。
対応英語(参考):
No.4 finish
(※1)
冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯については、以下のJIS規格があります。
JISG4305
冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
この規格では、NO.2D仕上げ、NO.2B仕上げ、NO.3仕上げ、NO.4仕上げの他に、#240仕上げ、#320仕上げ、#400仕上げ、BA仕上げ、HL仕上げの表面仕上げが規定されています。
・#240仕上げ
JIS R 6001 による240番まで研磨して仕上たもの。
・#320仕上げ
JIS R 6001 による320番まで研磨して仕上たもの。
・#400仕上げ
JIS R 6001 による400番まで研磨して仕上たもの。
・BA仕上げ
冷間圧延後、光輝熱処理を行ったもの。
・HL仕上げ
適当な粒度の研磨材で連続した磨き目が付くように研磨して仕上たもの。
なお、JIS R 6001 とは、以下のJIS規格になります。
JIS R 6001
研削といし用研磨材の粒度
この規格では、JIS R 6111(人造研削材)に規定する人造研削材のうち、研削といし及びその他一般の研磨材の粒度について規定されています。
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