鋼材の焼入れ,熱処理,JIS規格鋼製品の材質,種類,品質,試験等

 

マルテンサイト系ステンレス鋼/フェライト系ステンレス鋼



”鋼材(熱処理用鋼、特殊用途鋼)”に分類されている用語のうち、『マルテンサイト系ステンレス鋼』、『フェライト系ステンレス鋼』のJIS規格における定義その他について。

主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼の用途別製品及び品質に関する主な用語として、鉄鋼用語(製品及び品質)(JIS G 0203)において、”鋼材(熱処理用鋼、特殊用途鋼)”に分類されている用語には、以下の、『マルテンサイト系ステンレス鋼』、『フェライト系ステンレス鋼』などの用語が定義されています。

鉄鋼用語(製品及び品質)
⇒【鋼材(熱処理用鋼、特殊用途鋼)】


分類: 鉄鋼用語(製品及び品質) > 鋼材(熱処理用鋼、特殊用途鋼)

番号: 4202

用語: マルテンサイト系ステンレス鋼

定義:
焼入れ
(※1)することによってマルテンサイト組織となり硬化させることができるステンレス鋼。13%クロム鋼がその代表的なものである。

対応英語(参考):
martensitic stainless steels


分類: 鉄鋼用語(製品及び品質) > 鋼材(熱処理用鋼、特殊用途鋼)

番号: 4203

用語: フェライト系ステンレス鋼

定義:
熱処理によって硬化せずフェライト組織を示すステンレス鋼。18クロム鋼がその代表的なものである。

対応英語(参考):
ferritic stainless steels


(※1)
焼入れとは、鉄鋼製品を静止空気中よりもより迅速に冷却することからなる操作のことです。