鋼材の焼入れ,熱処理,JIS規格鋼製品の材質,種類,品質,試験等

 

オーステナイト・フェライト系ステンレス鋼/低炭素ステンレス鋼



”鋼材(熱処理用鋼、特殊用途鋼)”に分類されている用語のうち、『オーステナイト・フェライト系ステンレス鋼』、『低炭素ステンレス鋼』のJIS規格における定義その他について。

主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼の用途別製品及び品質に関する主な用語として、鉄鋼用語(製品及び品質)(JIS G 0203)において、”鋼材(熱処理用鋼、特殊用途鋼)”に分類されている用語には、以下の、『オーステナイト・フェライト系ステンレス鋼』、『低炭素ステンレス鋼』などの用語が定義されています。

鉄鋼用語(製品及び品質)
⇒【鋼材(熱処理用鋼、特殊用途鋼)】


分類: 鉄鋼用語(製品及び品質) > 鋼材(熱処理用鋼、特殊用途鋼)

番号: 4205

用語: オーステナイト・フェライト系ステンレス鋼

定義:
オーステナイトとフェライト
(※1)の2相組織を示すステンレス鋼。

対応英語(参考):
austenitic-ferritic stainless steels


分類: 鉄鋼用語(製品及び品質) > 鋼材(熱処理用鋼、特殊用途鋼)

番号: 4206

用語: 低炭素ステンレス鋼

定義:
炭素含有量を、0.030%以下で、クロム炭化物の析出による耐食性の劣化を改善したステンレス鋼。

対応英語(参考):
low carbon stainless steels


(※1)
フェライトとは、1種以上の元素を含むα鉄又はδ鉄固溶体のことです。