鋼材の焼入れ,熱処理,JIS規格鋼製品の材質,種類,品質,試験等

 

レール/普通レール/軽レール/圧延輪心/圧延車輪



”鋼材(用途別)”に分類されている用語のうち、『レール』、『普通レール』、『軽レール』、『圧延輪心』、『圧延車輪』のJIS規格における定義その他について。

主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼の用途別製品及び品質に関する主な用語として、鉄鋼用語(製品及び品質)(JIS G 0203)において、”鋼材(用途別)”に分類されている用語には、以下の、『レール』、『普通レール』、『軽レール』、『圧延輪心』、『圧延車輪』などの用語が定義されています。

鉄鋼用語(製品及び品質)
⇒【鋼材(用途別)】


分類: 鉄鋼用語(製品及び品質) > 鋼材(用途別)

番号: 3601

用語: レール

定義:
鉄道その他の軌道などに用いられる鋼材。
一般用と特殊用に分けられ、更に一般用は普通レールと軽レールに分けられる。特殊用は、車両以外のクレーン、エレベーターなどの軌道として用いられる。
地下鉄道などで架線の代わりに用いるレールを第3レールという。
通常、1m当たりの質量で表示及び呼称を行う。

対応英語(参考):
rails


分類: 鉄鋼用語(製品及び品質) > 鋼材(用途別)

番号: 3602

用語: 普通レール(※1)

定義:
主に鉄道に用いる1m当たりの質量が30kg以上のレール。

対応英語(参考):
railway rails


分類: 鉄鋼用語(製品及び品質) > 鋼材(用途別)

番号: 3603

用語: 軽レール

定義:
土木工事のトロッコ、鉱山などの軽便鉄道に用いる1m当たりの質量が30kg未満のレール。

対応英語(参考):
light rails


分類: 鉄鋼用語(製品及び品質) > 鋼材(用途別)

番号: 3605

用語: 圧延輪心

定義:
鍛造と圧延によって製造される鉄道車両用車輪の中心部。
リムとボスを円板で結ぶ形のもので、ボスの部分には車軸をはめこみ固定され、リムの外周にはタイヤが焼ばめされる。

対応英語(参考):
wrought steel wheel center


分類: 鉄鋼用語(製品及び品質) > 鋼材(用途別)

番号: 3606

用語: 圧延車輪

定義:
鍛造と圧延によって製造される鉄道車両用の輪心とタイヤを一体にした形の車輪。
一体圧延車輪ともいう。

対応英語(参考):
wrought steel wheels


(※1)
普通レールに関しては、以下のJIS規格があります。

JIS E 1101
普通レール及び分岐器類用特殊レール

この規格では、鉄道において使用する計算質量30kg/m以上の普通レール及び分岐器類特殊レールの品質及び試験について規定されています。