鋼材の焼入れ,熱処理,JIS規格鋼製品の材質,種類,品質,試験等

 

被覆アーク溶接棒心線/冷間圧造用鋼線/冷間圧造用ボロン鋼線



”鋼材(用途別)”に分類されている用語のうち、『被覆アーク溶接棒心線』、『冷間圧造用鋼線』、『冷間圧造用ボロン鋼線』のJIS規格における定義その他について。

主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼の用途別製品及び品質に関する主な用語として、鉄鋼用語(製品及び品質)(JIS G 0203)において、”鋼材(用途別)”に分類されている用語には、以下の、『被覆アーク溶接棒心線』、『冷間圧造用鋼線』、『冷間圧造用ボロン鋼線』などの用語が定義されています。

鉄鋼用語(製品及び品質)
⇒【鋼材(用途別)】


分類: 鉄鋼用語(製品及び品質) > 鋼材(用途別)

番号: 3404

用語: 被覆アーク溶接棒心線

定義:
被覆アーク溶接棒心線材を用い、伸線など冷間加工して仕上げられた鋼線。

対応英語(参考):
core wires for covered electrode


分類: 鉄鋼用語(製品及び品質) > 鋼材(用途別)

番号: 3405

用語: 冷間圧造用鋼線

定義:
線材を用い、通常、冷間引抜き又は伸線などの冷間加工若しくはこれらを熱処理との組合せによって仕上げられた鋼線。
使用する材料の種類によって冷間圧造用炭素鋼線及び冷間圧造用ステンレス鋼線などがある。
冷間圧造によって、ボルト、ナット、小ネジ、タッピンねじなどの締結部品及び自動車、電気機器などの各種機械部品を製造する場合に用いられる。

対応英語(参考):
steel wires for cold heading and cold forging


分類: 鉄鋼用語(製品及び品質) > 鋼材(用途別)

番号: 3406

用語: 冷間圧造用ボロン鋼線(※1)

定義:
冷間圧造用ボロン鋼線材を、冷間加工によって仕上げられた鋼線。
又は線材を冷間加工後、球状化焼なましを行い、更に、冷間加工によって仕上げられた鋼線。
又は、線材を球状化焼なまし後、冷間加工によって仕上げられた鋼線。

対応英語(参考):
boron steel wires for cold-heading and cold-forging


(※1)
冷間圧造用ボロン鋼線のJIS規格としては、以下の規格があります。、

JIS G 3508-2
冷間圧造用ボロン鋼−第2部:線