鋼材の焼入れ,熱処理,JIS規格鋼製品の材質,種類,品質,試験等

 

ヘッダ用鋼管/構造用鋼管/油井用鋼管/試すい用鋼管



”鋼材(用途別)”に分類されている用語のうち、『ヘッダ用鋼管』、『構造用鋼管』、『油井用鋼管』、『試すい用鋼管』のJIS規格における定義その他について。

主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼の用途別製品及び品質に関する主な用語として、鉄鋼用語(製品及び品質)(JIS G 0203)において、”鋼材(用途別)”に分類されている用語には、以下の、『ヘッダ用鋼管』、『構造用鋼管』、『油井用鋼管』、『試すい用鋼管』などの用語が定義されています。

鉄鋼用語(製品及び品質)
⇒【鋼材(用途別)】


分類: 鉄鋼用語(製品及び品質) > 鋼材(用途別)

番号: 3204

用語: ヘッダ用鋼管

定義:
各種ボイラの水壁用、過熱器用、節炭器用のヘッダ(管寄せ)に用いられる鋼管。鍛造又は圧延によって製造した大径厚肉管が用いられる。

対応英語(参考):
steel tube for header of boiler


分類: 鉄鋼用語(製品及び品質) > 鋼材(用途別)

番号: 3205

用語: 構造用鋼管

定義:
土木、建築、橋、鉄塔及び機械部品用として強度を重視して製造された鋼管。

対応英語(参考):
steel tube for structural purposes


分類: 鉄鋼用語(製品及び品質) > 鋼材(用途別)

番号: 3206

用語: 油井用鋼管(ゆせいようこうかん)

定義:
油井又はガス井戸の掘削、原油又は天然ガスの採取などに用いられるケージング、チュービング、ドリルパイプの総称。
ケージングとは、油又はガス井戸壁の崩壊を防ぎ、また、水などの物質の浸入を防ぐために油又はガス井戸内に挿入する鋼管。
チュービングとは、油井戸が仕上げられてからケージングの中に油層まで挿入され、ポンプによって油を地上まで吸い上げるのに用いられる鋼管をいう。
ドリルパイプとは、下方先端に取り付けられたドリルに地上から回転運動を伝えたり、また、掘くずの排除、ドリルの冷却用の汚水を送り込むなどの用途に用いられる鋼管をいう。

対応英語(参考):
steel pipe for oil well casing, tubing and drilling


分類: 鉄鋼用語(製品及び品質) > 鋼材(用途別)

番号: 3207

用語: 試すい用鋼管(※1)

定義:
温泉、井戸などの試すい用のボーリングロッド、ケージング、チュービングに用いられる鋼管。

対応英語(参考):
steel tube for drilling


(※1)
試すい用鋼管のJIS規格としては、以下の規格があります。

JIS G 3465
試すい用継目無鋼管