電気亜鉛めっき鋼板及び鋼帯/ぶりき/ティンフリースチール
”鋼材(用途別)”に分類されている用語のうち、『電気亜鉛めっき鋼板及び鋼帯』、『ぶりき』、『ティンフリースチール』のJIS規格における定義その他について。
主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼の用途別製品及び品質に関する主な用語として、鉄鋼用語(製品及び品質)(JIS G 0203)において、”鋼材(用途別)”に分類されている用語には、以下の、『電気亜鉛めっき鋼板及び鋼帯』、『ぶりき』、『ティンフリースチール』などの用語が定義されています。
鉄鋼用語(製品及び品質)
⇒【鋼材(用途別)】
分類: 鉄鋼用語(製品及び品質) > 鋼材(用途別)
番号: 3155
用語: 電気亜鉛めっき鋼板及び鋼帯(※1)
定義:
家電製品用等の防錆性(防せい性)を高めるため、両面又は片面に電気亜鉛めっきを行った鋼板及び鋼帯。
対応英語(参考):
electrolytic zinc-coated steel sheets/strip
分類: 鉄鋼用語(製品及び品質) > 鋼材(用途別)
番号: 3156
用語: ぶりき(※2)
定義:
冷間圧延によって製造したぶりき原板に、食缶用、飲料缶用などの耐食性を高めるため、すずめっきを行った鋼板又は鋼帯。
めっき方法によって電気めっきぶりきと熱せきぶりきとがある。
電気めっきブリキには一回圧延製品と二回圧延製品がある。
対応英語(参考):
tinplate
分類: 鉄鋼用語(製品及び品質) > 鋼材(用途別)
番号: 3157
用語: ティンフリースチール(※3)
定義:
冷間圧延によって製造したぶりき原板に、食缶用、飲料缶ようなどの耐食性を高めるため、電解クロム酸処理などを行った鋼板又は鋼帯。
製品には一回圧延製品と二回圧延製品がある。
対応英語(参考):
chromium plated tinfree steel
(※1)
電気亜鉛めっき鋼板及び鋼帯、電気亜鉛めっきに関連するJIS規格には、以下などがあります。
JIS G 3313
電気亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
JIS H 8610
電気亜鉛めっき
JIS H 8625
電気亜鉛めっき及び電気カドミウムめっき上のクロメート皮膜
(※2)
ぶりきに関連するJIS規格には、以下などがあります。
JIS G 3303
ぶりき及びぶりき原板
JIS G 7121
冷間圧延電気めっきぶりき(ISO仕様)
JIS G 7123
ぶりき又は電解クロム/クロム酸化物めっき鋼板製造用冷間圧延原板コイル(ISO仕様)
(※3)
ティンフリースチールについては以下のJIS規格があります。
JIS G 3315
ティンフリースチール
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