鋼材の焼入れ,熱処理,JIS規格鋼製品の材質,種類,品質,試験等

 

純鉄/電解鉄



”鋼の種類、粗鋼、鋼片”に分類されている用語のうち、『純鉄』、『電解鉄』のJIS規格における定義その他について。

主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼の用途別製品及び品質に関する主な用語として、鉄鋼用語(製品及び品質)(JIS G 0203)において、”鋼の種類、粗鋼、鋼片”に分類されている用語には、以下の、『純鉄』、『電解鉄』などの用語が定義されています。

鉄鋼用語(製品及び品質)
⇒【鋼の種類、粗鋼、鋼片】


分類: 鉄鋼用語(製品及び品質) > 鋼の種類、粗鋼、鋼片

番号: 1100

用語: 純鉄

定義:
炭素その他の不純物元素が非常に少ない鉄。不純物元素の限界についての明確な区分はないが、炭素含有量0.02%程度まで純鉄と称されている。
電解鉄、アームコ鉄、カーボニル鉄、還元鉄は、純鉄として取り扱われている。

対応英語(参考):
pure iron


分類: 鉄鋼用語(製品及び品質) > 鋼の種類、粗鋼、鋼片

番号: 1101

用語: 電解鉄

定義:
鉄塩水溶液の電解によって得られる純鉄。
通常、含有される不純物元素は炭素0.005%以下、けい素0.005%以下、マンガン0.005%以下、りん0.004%以下、硫黄0.005%以下である。

対応英語(参考):
electrolytic iron