鋼材の焼入れ,熱処理,JIS規格鋼製品の材質,種類,品質,試験等

 

残留磁束密度/保磁力



”電磁気試験”に分類されている用語のうち、『残留磁束密度』、『保磁力』のJIS規格における定義その他について。

主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼及び鋼製品の試験に関する主な用語として、鉄鋼用語(試験)(JIS G 0202)において、”電磁気試験”に分類されている用語には、以下の、『残留磁束密度』、『保磁力』などの用語が定義されています。

鉄鋼用語(試験)
⇒【電磁気試験】


分類: 鉄鋼用語(試験) > 電磁気試験

番号: 6203

用語: 残留磁束密度

定義:
ヒステリシス曲線
(※1)において磁化力が零に相当する磁束密度Br。

対応英語(参考):
residual induction


分類: 鉄鋼用語(試験) > 電磁気試験

番号: 6204

用語: 保磁力

定義:
ヒステリシス曲線
(※1)において磁束密度が零に相当する磁化力Hc。

対応英語(参考):
coercive force


(※1)
ヒステリシス曲線とは、磁束力H の増減によって生じる磁束密度B の履歴現象を表す曲線のことです。