前処理/浸透時間/現像時間/欠陥指示模様
”非破壊試験”の中の、”浸透探傷試験”に分類されている用語のうち、『前処理』、『浸透時間』、『現像時間』、『欠陥指示模様』のJIS規格における定義その他について。
主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼及び鋼製品の試験に関する主な用語として、鉄鋼用語(試験)(JIS G 0202)において”非破壊試験”のうちの”浸透探傷試験”に分類されている用語には、以下の、『前処理』、『浸透時間』、『現像時間』、『欠陥指示模様』などの用語が定義されています。
鉄鋼用語(試験)
⇒【非破壊試験 > 浸透探傷試験】
分類: 鉄鋼用語(試験) > 非破壊試験 > 浸透探傷試験
番号: 5404
用語: 前処理
定義:
浸透液の欠陥内部への浸透を妨げ、欠陥指示模様の形成に悪影響を与える原因となる表面の汚れ及び異物をあらかじめ取り除く操作。
対応英語(参考):
pre-cleaning
分類: 鉄鋼用語(試験) > 非破壊試験 > 浸透探傷試験
番号: 5405
用語: 浸透時間
定義:
浸透液を適用してから乳化処理又は洗浄処理を開始するまでの時間。
排液に要する時間を含める。
対応英語(参考):
penetration time
分類: 鉄鋼用語(試験) > 非破壊試験 > 浸透探傷試験
番号: 5406
用語: 現像時間
定義:
乾式現像法においては現像剤(※1)を適用してから観察を開始するまでの時間、湿式現像法においては現像剤が乾燥したときから観察を開始するまでの時間。
対応英語(参考):
developing time
分類: 鉄鋼用語(試験) > 非破壊試験 > 浸透探傷試験
番号: 5407
用語: 欠陥指示模様
定義:
欠陥中に侵入した浸透液を表面にしみ出させることによって現れる指示模様。
対応英語(参考):
indication
(※1)
現像剤とは、欠陥内の浸透液を吸い出し、拡大して微細な欠陥も検出可能にするもののことです。