極間法/磁束貫通法/磁粉模様/疑似模様/線状欠陥磁粉模様
”非破壊試験”の中の、”磁粉探傷試験”に分類されている用語のうち、『極間法』、『磁束貫通法』、『磁粉模様』、『疑似模様』、『線状欠陥磁粉模様』のJIS規格における定義その他について。
主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼及び鋼製品の試験に関する主な用語として、鉄鋼用語(試験)(JIS G 0202)において”非破壊試験”のうちの”磁粉探傷試験”に分類されている用語には、以下の、『極間法』、『磁束貫通法』、『磁粉模様』、『疑似模様』、『線状欠陥磁粉模様』などの用語が定義されています。
鉄鋼用語(試験)
⇒【非破壊試験 > 磁粉探傷試験】
分類: 鉄鋼用語(試験) > 非破壊試験 > 磁粉探傷試験
番号: 5317
用語: 極間法
定義:
試験品又は試験される部位を電磁石又は永久磁石の磁極間に置く磁化方法。
図42 極間法
対応英語(参考):
yoke method
分類: 鉄鋼用語(試験) > 非破壊試験 > 磁粉探傷試験
番号: 5318
用語: 磁束貫通法
定義:
試験品の穴などに通した磁性体に交流磁束などを与えることによって、試験品に誘導電流を流す磁化方法。
図43 磁束貫通法
対応英語(参考):
through flux method
分類: 鉄鋼用語(試験) > 非破壊試験 > 磁粉探傷試験
番号: 5319
用語: 磁粉模様
定義:
試験品の表面に磁粉が付着して生じる模様。
欠陥磁粉模様は、線状、円形状及び分散の3種類に分類されている。
対応英語(参考):
magnetic particle pattern,
magnetic powder indication
分類: 鉄鋼用語(試験) > 非破壊試験 > 磁粉探傷試験
番号: 5320
用語: 疑似模様
定義:
欠陥以外の原因によって現れる磁粉模様。
対応英語(参考):
false indication,
false pattern
分類: 鉄鋼用語(試験) > 非破壊試験 > 磁粉探傷試験
番号: 5321
用語: 線状欠陥磁粉模様(※1)
定義:
欠陥磁粉模様においてその長さが幅の3倍以上のもの。
対応英語(参考):
linear indication
(※1)
線状欠陥磁粉模様以外の欠陥磁粉模様は、円形状欠陥磁粉模様に分類されます。