距離振幅特性曲線/距離振幅補償/探傷感度/基準感度
”非破壊試験”の中の、”超音波探傷試験”に分類されている用語のうち、『距離振幅特性曲線』、『距離振幅補償』、『探傷感度』、『基準感度』のJIS規格における定義その他について。
主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼及び鋼製品の試験に関する主な用語として、鉄鋼用語(試験)(JIS G 0202)において”非破壊試験”のうちの”超音波探傷試験”に分類されている用語には、以下の、『距離振幅特性曲線』、『距離振幅補償』、『探傷感度』、『基準感度』などの用語が定義されています。
鉄鋼用語(試験)
⇒【非破壊試験 > 超音波探傷試験】
分類: 鉄鋼用語(試験) > 非破壊試験 > 超音波探傷試験
番号: 5211
用語: 距離振幅特性曲線
定義:
ビーム路程(※1)によるエコー高さの変化を示す標準的な曲線。
対応英語(参考):
distance amplitude characteristic curve
分類: 鉄鋼用語(試験) > 非破壊試験 > 超音波探傷試験
番号: 5212
用語: 距離振幅補償
定義:
距離によるエコー高さの低下を、電子回路的に補償すること。
通常、DAC(ダック)と呼ばれている。
対応英語(参考):
distance amplitude compensation
分類: 鉄鋼用語(試験) > 非破壊試験 > 超音波探傷試験
番号: 5213
用語: 探傷感度
定義:
パルス幅、ゲインなどを、目的に応じて適度に調整した感度。
対応英語(参考):
working sensitivity
分類: 鉄鋼用語(試験) > 非破壊試験 > 超音波探傷試験
番号: 5214
用語: 基準感度
定義:
あらかじめ設定した探触子-溶接部距離に探触子をセットし、人口きずのエコーレベルに調整したときの感度。
対応英語(参考):
specified sensitivity
(※1)
ビーム路程とは、超音波ビームが試験体中を通過した片道の距離のことです。