鋼材の焼入れ,熱処理,JIS規格鋼製品の材質,種類,品質,試験等

 

ラッカフロー試験/ローラコーティング試験/描画試験



”腐食防食試験”の中の、”表面処理鋼材関係”に分類されている用語のうち、『ラッカフロー試験』、『ローラコーティング試験』、『描画試験』のJIS規格における定義その他について。

主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼及び鋼製品の試験に関する主な用語として、鉄鋼用語(試験)(JIS G 0202)において”腐食防食試験”のうちの”表面処理鋼材関係”に分類されている用語には、以下の、『ラッカフロー試験』、『ローラコーティング試験』、『描画試験(びょうがしけん)』などの用語が定義されています。

鉄鋼用語(試験)
⇒【腐食防食試験 > 表面処理鋼材関係】


分類: 鉄鋼用語(試験) > 腐食防食試験 > 表面処理鋼材関係

番号: 4426

用語: ラッカフロー試験

定義:
ぶりいの一端に、調べようとする塗料を少量たらして、ぶりき板面に広がる様子によって塗装性を評価する試験。

対応英語(参考):
lacquer flow test


分類: 鉄鋼用語(試験) > 腐食防食試験 > 表面処理鋼材関係

番号: 4427

用語: ローラコーティング試験

定義:
塗膜の厚さが均一になるように塗料をローラで塗布して塗料がはじかれる程度を観察し、ぶりきの塗装性の良否を評価する試験。

対応英語(参考):
roller coating test


分類: 鉄鋼用語(試験) > 腐食防食試験 > 表面処理鋼材関係

番号: 4428

用語: 描画試験(びょうがしけん)

定義:
専用の試験機で、一定の荷重をもとに鋼針又はダイヤモンド針を用いて塗膜面にらせんを描き、塗膜のはく離状態を観察して、塗膜の付着性を評価する試験。
荷重、らせんの半径、1回転の位相間隔及びらせんの長さを指定して行う。

対応英語(参考):
spiral scoring test