有孔度試験/チオシアネイト法/熱湯法/はんだ性試験
”腐食防食試験”の中の、”表面処理鋼材関係”に分類されている用語のうち、『有孔度試験』、『チオシアネイト法』、『熱湯法』、『はんだ性試験』のJIS規格における定義その他について。
主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼及び鋼製品の試験に関する主な用語として、鉄鋼用語(試験)(JIS G 0202)において”腐食防食試験”のうちの”表面処理鋼材関係”に分類されている用語には、以下の、『有孔度試験』、『チオシアネイト法』、『熱湯法』、『はんだ性試験』などの用語が定義されています。
鉄鋼用語(試験)
⇒【腐食防食試験 > 表面処理鋼材関係】
分類: 鉄鋼用語(試験) > 腐食防食試験 > 表面処理鋼材関係
番号: 4411
用語: 有孔度試験
定義:
めっきのピンホールの有無を調べる試験。
チオシアネイト法、熱湯法などがある。
対応英語(参考):
porosity test
分類: 鉄鋼用語(試験) > 腐食防食試験 > 表面処理鋼材関係
番号: 4412
用語: チオシアネイト法
定義:
腐食液を用い、ピンホール部分から鉄を溶出させ、チオシアン酸鉄に変えて比色分析し、有孔度を調べる試験。
対応英語(参考):
thiocyanate method
分類: 鉄鋼用語(試験) > 腐食防食試験 > 表面処理鋼材関係
番号: 4413
用語: 熱湯法
定義:
熱湯(90〜95℃)中に試験片を浸せきして、ピンホールやめっき面のきずなどを調べる試験。
対応英語(参考):
hot water method
分類: 鉄鋼用語(試験) > 腐食防食試験 > 表面処理鋼材関係
番号: 4414
用語: はんだ性試験
定義:
ぶりきのはんだ(※1)の付きやすさ、強度などを調べる試験。
はんだ付着強度試験、はんだの広がり試験、はんだ毛細管上昇試験、はんだのぬれ速度試験などがある。
対応英語(参考):
solderability test
(※1)
はんだとは、450℃未満の低い融点をもつろう接用溶加材のことで。軟ろうともいわれるものです。