ケステルニッヒ試験/フェロキシル試験
”腐食防食試験”の中の、”耐候性試験”に分類されている用語のうち、『ケステルニッヒ試験』、『フェロキシル試験』のJIS規格における定義その他について。
主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼及び鋼製品の試験に関する主な用語として、鉄鋼用語(試験)(JIS G 0202)において”腐食防食試験”のうちの”耐候性試験”に分類されている用語には、以下の、『ケステルニッヒ試験』、『フェロキシル試験』などの用語が定義されています。
鉄鋼用語(試験)
⇒【腐食防食試験 > 耐候性試験】
分類: 鉄鋼用語(試験) > 腐食防食試験 > 耐候性試験
番号: 4208
用語: ケステルニッヒ試験
定義:
二酸化硫黄と二酸化炭素を含む一定温度、一定湿度の試験装置内へ試験片を静置し、さびの発生状態などを調べる試験。
試験目的、利用範囲は亜硫酸ガス試験(※1)を同様である。
対応英語(参考):
Kesternich test
分類: 鉄鋼用語(試験) > 腐食防食試験 > 耐候性試験
番号: 4209
用語: フェロキシル試験
定義:
フェロシアン化カリウム、フェリシアン化カリウム及び塩化ナトリウムを含む溶液に浸したろ紙を試験面にはりつけて、主としてめっきの耐食性を調べる試験。
オーステナイト系ステンレス鋼表面に鉄分が付着しているかどうかを調べる目的で用いる場合がある。
対応英語(参考):
ferroxy test
(※1)
亜硫酸ガス試験とは、主にめっき、塗膜装などの耐候性加速試験として用いられ、ステンレス鋼などにも用いられる二酸化硫黄0.5〜2%(容量)を含む温度40℃、相対湿度95%に保った試験装置内へ試験片を静置し、さびの発生状態などを調べる試験のことです。