鋼材の焼入れ,熱処理,JIS規格鋼製品の材質,種類,品質,試験等

 

コロードコート試験/促進耐候性試験/亜硫酸ガス試験



”腐食防食試験”の中の、”耐候性試験”に分類されている用語のうち、『コロードコート試験』、『促進耐候性試験』、『亜硫酸ガス試験』のJIS規格における定義その他について。

主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼及び鋼製品の試験に関する主な用語として、鉄鋼用語(試験)(JIS G 0202)において”腐食防食試験”のうちの”耐候性試験”に分類されている用語には、以下の、『コロードコート試験』、『促進耐候性試験』、『亜硫酸ガス試験』などの用語が定義されています。

鉄鋼用語(試験)
⇒【腐食防食試験 > 耐候性試験】


分類: 鉄鋼用語(試験) > 腐食防食試験 > 耐候性試験

番号: 4205

用語: コロードコート試験

定義:
硝酸銅、塩化第二鉄及び塩化アンモニウムを含んだ腐食性のペーストを試験片に塗り、温度38℃、相対湿度80〜99%に保った装置内へ静置して、さびなどの発生状態を調べる試験。
めっきの耐候性加速試験として用いられる。

対応英語(参考):
corrodkote test


分類: 鉄鋼用語(試験) > 腐食防食試験 > 耐候性試験

番号: 4206

用語: 促進耐候性試験

定義:
紫外線、可視光線の照射や断続的降雨など、人工的に加速された自然条件を作り出した試験装置内へ試験片を置き、さびの発生状態などを調べる試験。
主としてめっきや塗膜装の耐候性加速試験として用いられる。

対応英語(参考):
accelerated weathering test


分類: 鉄鋼用語(試験) > 腐食防食試験 > 耐候性試験

番号: 4207

用語: 亜硫酸ガス試験

定義:
二酸化硫黄0.5〜2%(容量)を含む温度40℃、相対湿度95%に保った試験装置内へ試験片を静置し、さびの発生状態などを調べる試験。
主としてめっき、塗膜装などの耐候性加速試験として用いられるが、ステンレス鋼などにも用いられる。

対応英語(参考):
sulphur dioxide corrosion test