鋼のフェライト結晶粒度試験/鋼の非金属介在物の顕微鏡試験
”鋼質試験”の中の、”組織試験”に分類されている用語のうち、『鋼のフェライト結晶粒度試験』、『鋼の非金属介在物の顕微鏡試験』のJIS規格における定義その他について。
主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼及び鋼製品の試験に関する主な用語として、鉄鋼用語(試験)(JIS G 0202)において”鋼質試験”のうちの”組織試験”に分類されている用語には、以下の、『鋼のフェライト結晶粒度試験』、『鋼の非金属介在物の顕微鏡試験』などの用語が定義されています。
鉄鋼用語(試験)
⇒【鋼質試験 > 組織試験】
分類: 鉄鋼用語(試験) > 鋼質試験 > 組織試験
番号: 3102
用語: 鋼のフェライト結晶粒度試験
定義:
主として炭素含有量0.2%以下の鋼のフェライト結晶粒(※1)の大きさを測定する試験。
対応英語(参考):
ferritic grain size determination for steel
分類: 鉄鋼用語(試験) > 鋼質試験 > 組織試験
番号: 3103
用語: 鋼の非金属介在物の顕微鏡試験
定義:
顕微鏡で鋼の非金属介在物の種類及び面積率を測定し、その清浄度を判定する試験。
対応英語(参考):
microscopic examination for non-metallic inclusions in steel
(※1)
フェライトとは、1種以上の元素を含むα鉄又はδ鉄固溶体のことで、δ鉄の固溶体をδフェライトともいいます。