鋼材の焼入れ,熱処理,JIS規格鋼製品の材質,種類,品質,試験等

 

鋼質試験/組織試験/鋼のオーステナイト結晶粒度試験



”鋼質試験”の中の、”組織試験”に分類されている用語のうち、『鋼質試験』、『組織試験』、『鋼のオーステナイト結晶粒度試』のJIS規格における定義その他について。

主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼及び鋼製品の試験に関する主な用語として、鉄鋼用語(試験)(JIS G 0202)において”鋼質試験”のうちの”組織試験”に分類されている用語には、以下の、『鋼質試験』、『組織試験』、『鋼のオーステナイト結晶粒度試』などの用語が定義されています。

鉄鋼用語(試験)
⇒【鋼質試験 > 組織試験】


分類: 鉄鋼用語(試験) > 鋼質試験 > 組織試験

番号: 3000

用語: 鋼質試験

定義:
鋼のマクロ及びミクロ組織、結晶粒度、化学成分、偏析、非金属介在物、地きずなどの品質を調べる試験。
組織試験、粒度試験、非金属介在物の顕微鏡試験、地きずの肉眼試験、焼入性試験、火花試験などがある。

対応英語(参考):
metallographic test


分類: 鉄鋼用語(試験) > 鋼質試験 > 組織試験

番号: 3100

用語: 組織試験

定義:
鋼のマクロ及びミクロ組織、結晶粒度、非金属介在物、地きず、偏析などを調べる試験。

対応英語(参考):
macrostructure and microstructure examination for steel


分類: 鉄鋼用語(試験) > 鋼質試験 > 組織試験

番号: 3101

用語: 鋼のオーステナイト結晶粒度試験

定義:
鋼のオーステナイト結晶粒の大きさを測定する試験。
試験方法には、浸炭粒度試験方法及び熱処理粒度試験方法があり、後者には、徐冷法、2回焼入法、焼入焼戻法、一端焼入法、酸化法、固溶化熱処理法、焼入法などがある。

対応英語(参考):
austentic grain size determination for steel