鋼材の焼入れ,熱処理,JIS規格鋼製品の材質,種類,品質,試験等

 

鋼の火花試験/鋼の被削性試験



”鋼質試験”の中の、”その他の試験”に分類されている用語のうち、『鋼の火花試験』、『鋼の被削性試験』のJIS規格における定義その他について。

主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼及び鋼製品の試験に関する主な用語として、鉄鋼用語(試験)(JIS G 0202)において”鋼質試験”のうちの”その他の試験”に分類されている用語には、以下の、『鋼の火花試験』、『鋼の被削性試験』などの用語が定義されています。

鉄鋼用語(試験)
⇒【鋼質試験 > その他の試験】


分類: 鉄鋼用語(試験) > 鋼質試験 > その他の試験

番号: 3301

用語: 鋼の火花試験(※1)

定義:
鋼塊、鋼片、鋼材及びその他の鋼製品をグラインダを使用して研削し、発生する火花の特徴を観察することによって、鋼種の推定又は異材の鑑別を行う試験。

対応英語(参考):
spark test for steel


分類: 鉄鋼用語(試験) > 鋼質試験 > その他の試験

番号: 3311

用語: 鋼の被削性試験

定義:
切削加工するときの削られやすさを調べる試験。
旋盤
(※2)などの工作機械及び切削工具を用いて、長手切削などによって被削性を試験する。

対応英語(参考):
machinability test for steel


(※1)
鋼の火花試験については、以下のJIS規格があります。

JISG0566
鋼の火花試験方法

(※2)
旋盤とは、工作機械の一種で、主として工作物を回転させ、バイトなどを使用して、外丸削り、中ぐり、突切り、正面削り、ねじ切りなどの加工を行う工作機械のことです。
主な旋盤には以下のような名称の旋盤があります。
・普通旋盤
・工具旋盤
・多頭旋盤
・多じん旋盤(多刃旋盤)
・くし形刃物台旋盤
・親ねじ旋盤
・ねじ切り旋盤
・ならい旋盤
・タレット旋盤
・卓上タレット旋盤
・自動旋盤(自動盤)
・単軸自動旋盤
・多軸自動旋盤
・卓上旋盤(ベンチレース)
・正面旋盤
・立て旋盤
・ロール旋盤
・中ぐり旋盤
・クランク軸旋盤
・カム軸旋盤
・車輪旋盤
・車軸旋盤
・プログラム制御旋盤(プロコン旋盤)
・数値制御旋盤