鋼材の焼入れ,熱処理,JIS規格鋼製品の材質,種類,品質,試験等

 

硬さ推移曲線/鋼の炎焼入れ及び高周波焼入硬化層深さ測定試験



”鋼質試験”の中の、”硬化層及び脱炭層深さ試験”に分類されている用語のうち、『硬さ推移曲線』、『鋼の炎焼入れ及び高周波焼入硬化層深さ測定試験』のJIS規格における定義その他について。

主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼及び鋼製品の試験に関する主な用語として、鉄鋼用語(試験)(JIS G 0202)において”鋼質試験”のうちの”硬化層及び脱炭層深さ試験”に分類されている用語には、以下の、『硬さ推移曲線』、『鋼の炎焼入れ及び高周波焼入硬化層深さ測定試験』などの用語が定義されています。

鉄鋼用語(試験)
⇒【鋼質試験 > 硬化層及び脱炭層深さ試験】


分類: 鉄鋼用語(試験) > 鋼質試験 > 硬化層及び脱炭層深さ試験

番号: 3204

用語: 硬さ推移曲線

定義:
硬化層の表面からの垂直距離と硬さとの関係を表す曲線。

対応英語(参考):
hardness transition curve


分類: 鉄鋼用語(試験) > 鋼質試験 > 硬化層及び脱炭層深さ試験

番号: 3211

用語: 鋼の炎焼入れ及び高周波焼入硬化層深さ測定試験(※1)

定義:
鋼の炎焼入れ又は高周波焼入れによる硬化層深さを測定する試験。
硬化層深さは、有効硬化層深さ又は全硬化層深さで規定する。
この測定には、通常、硬さ試験方法が用いられ、簡便法としてマクロ組織試験方法が用いられる。

対応英語(参考):
determination of case depth hardened by flame or induction hardening treatment for steel


(※1)
鋼の炎焼入れ及び高周波焼入硬化層深さ測定試験については、以下のJIS規格があります。

JIS G 0559
鋼の炎焼入及び高周波焼入硬化層深さ測定方法

この規格では、鋼の炎焼入れ及び高周波焼入れによる硬化層深さを測定する方法について規定されています。