Vブロック法／曲げ試験片／内側半径／曲げ角度／密着
”機械試験”の中の、”曲げ試験、杭折試験”に分類されている用語のうち、『Vブロック法』、『曲げ試験片』、『内側半径（うちがわはんけい）』、『曲げ角度』、『密着』のJIS規格における定義その他について。
主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼及び鋼製品の試験に関する主な用語として、鉄鋼用語（試験）（JIS G 0202）において”機械試験”のうちの”曲げ試験、杭折試験”に分類されている用語には、以下の、『Vブロック法』、『曲げ試験片』、『内側半径（うちがわはんけい）』、『曲げ角度』、『密着』などの用語が定義されています。
鉄鋼用語（試験）
⇒【機械試験 > 曲げ試験、杭折試験】
分類： 鉄鋼用語（試験） > 機械試験 > 曲げ試験、杭折試験
番号： 1213
用語： Vブロック法
定義：
曲げ試験の一種で、試験片をVブロック上に載せ、その中央部に押金具を当て、徐々に荷重を加えて規定の形に曲げる試験方法。
対応英語（参考）：
V-block bend test
注（1）θは規定の曲げ角度である。
図6 Vブロック法
分類： 鉄鋼用語（試験） > 機械試験 > 曲げ試験、杭折試験
番号： 1221
用語： 曲げ試験片
定義：
曲げ試験（※1）に用いる試験片。
対応英語（参考）：
test piece for bend test
分類： 鉄鋼用語（試験） > 機械試験 > 曲げ試験、杭折試験
番号： 1231
用語： 内側半径（うちがわはんけい）
定義：
曲げ試験において、曲げられた試験片の内側における曲面の曲率半径。
試験に用いた押金具、軸又は型の先端の曲率半径をもって内側半径とする。
対応英語（参考）：
radius of inner surface,
radius of mandrel,
inside radius,
radius of bend
分類： 鉄鋼用語（試験） > 機械試験 > 曲げ試験、杭折試験
番号： 1232
用語： 曲げ角度
定義：
曲げ試験において、曲げられた試験片の両端の直線部分のなす角が180度から変化した大きさ。
対応英語（参考）：
angle of bend,
bending angle
分類： 鉄鋼用語（試験） > 機械試験 > 曲げ試験、杭折試験
番号： 1233
用語： 密着
定義：
曲げ試験において、内側半径が零で、曲げ角度が180°になった状態。
対応英語（参考）：
flat on itself,
closely overlap,
closely contact
（※1）
曲げ試験とは、材料の変形能を調べるための試験のことで、主な曲げ試験には、二重曲げ試験、表曲げ試験、裏曲げ試験、側曲げ試験などがあります。
