S-N線図,応力-繰返し数線図/疲れ限度,疲労限度
”機械試験”の中の、”疲れ試験”に分類されている用語のうち、『S-N線図,応力-繰返し数線図』、『疲れ限度,疲労限度』のJIS規格における定義その他について。
主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼及び鋼製品の試験に関する主な用語として、鉄鋼用語(試験)(JIS G 0202)において”機械試験”のうちの”疲れ試験”に分類されている用語には、以下の、『S-N線図,応力-繰返し数線図』、『疲れ限度,疲労限度』などの用語が定義されています。
鉄鋼用語(試験)
⇒【機械試験 > 疲れ試験】
分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > 疲れ試験
番号: 1751
用語: S-N線図,応力-繰返し数線図
定義:
縦軸に応力S、横軸に破壊までの繰返し数N(破壊せずに試験を終了した場合の繰返し数を含む。)をとって描いた線図。
繰返し数(※)は、対数目盛で表すのが普通である。
ヴェーラー線図ともいう。
破壊しなかった試験片に対する試験結果を表す点には、右向きの矢印を付ける。
対応英語(参考):
S-N diagram,
stress endurance diagram
分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > 疲れ試験
番号: 1752
用語: 疲れ限度,疲労限度
定義:
無限回数の繰返しに耐える応力の上限値。
疲労限度、耐久限度ともいう。
試験の種類によって1753から1760のように表す。
対応英語(参考):
fatigue limit,
endurance limit
(※1)
繰返し数とは、一般的には n の記号で表され。疲れ試験中の応力の繰返しの回のことです。