二重曲げ試験/表曲げ試験/裏曲げ試験/側曲げ試験
”機械試験”の中の、”曲げ試験、杭折試験”に分類されている用語のうち、『二重曲げ試験』、『表曲げ試験(おもてまげしけん)』、『裏曲げ試験』、『側曲げ試験(がわまげしけん)』のJIS規格における定義その他について。
主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼及び鋼製品の試験に関する主な用語として、鉄鋼用語(試験)(JIS G 0202)において”機械試験”のうちの”曲げ試験、杭折試験”に分類されている用語には、以下の、『二重曲げ試験』、『表曲げ試験(おもてまげしけん)』、『裏曲げ試験』、『側曲げ試験(がわまげしけん)』などの用語が定義されています。
鉄鋼用語(試験)
⇒【機械試験 > 曲げ試験、杭折試験】
分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > 曲げ試験、杭折試験
番号: 1251
用語: 二重曲げ試験
定義:
曲げ試験の一種で、四つ折りに密着させて曲げる試験。
ハンケチ曲げ試験ともいう。
対応英語(参考):
double bend test
分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > 曲げ試験、杭折試験
番号: 1252
用語: 表曲げ試験(おもてまげしけん)
定義:
曲げ試験の一種で、突合せ溶接継手(※1)の場合は、溶接部が表側が引張りになるように曲げ、クラッド鋼などの合わせ鋼材の場合は、合わせ材側を外側(母材側を内側)にして曲げる試験。
対応英語(参考):
face bend test,
bend test having the cladding in tension
分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > 曲げ試験、杭折試験
番号: 1253
用語: 裏曲げ試験
定義:
曲げ試験の一種で、突合せ溶接継手の場合は、ルート側が引張りになるように曲げ、クラッド鋼などの合わせ鋼材の場合は、母材側を外側(合わせ材側を内側)にして曲げる試験。
対応英語(参考):
root bend test,
bend test having the base metal in tension
分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > 曲げ試験、杭折試験
番号: 1254
用語: 側曲げ試験(がわまげしけん)
定義:
曲げ試験の一種で、鋼材や溶接継手の側面が引張り及び圧縮になるように曲げる試験。
対応英語(参考):
side bend test
(※1)
突合せ溶接継手とは、母材がほぼ同じ面内の溶接継手(溶接される継手又は溶接された継手)のことです。