高温引張試験/高温引張試験片
”機械試験”の中の、”引張試験”に分類されている用語のうち、『高温引張試験』、『高温引張試験片』のJIS規格における定義その他について。
主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼及び鋼製品の試験に関する主な用語として、鉄鋼用語(試験)(JIS G 0202)において”機械試験”のうちの”引張試験”に分類されている用語には、以下の、『高温引張試験』、『高温引張試験片』などの用語が定義されています。
鉄鋼用語(試験)
⇒【機械試験 > 引張試験】
分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > 引張試験
番号: 1190
用語: 高温引張試験
定義:
試験片を一定の高温に保ち、これを徐々に引張って、下降伏点、耐力、引張強さ、破断伸び、絞りなどを測定する試験。
対応英語(参考):
tensile test at elevated temperature,
high temperature tensile test
分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > 引張試験
番号: 1191
用語: 高温引張試験片
定義:
高温引張試験に用いる試験片。
試験片は、原則として円形断面とし、平行部の直径は10mmを標準とするが、6mm、8mm 及び 12mm のものを使用してもよい。
標点距離はいずれも直径の5倍を標準とする[(L0/√A)=5.65]。
円形断面の試験片を採取できないときは、板状試験片でもよい。
対応英語(参考):
test piece for elevated temperature tensile test,
test piece for high temperature tensile test
なお、鉄鋼材料及び耐熱合金の高温引張試験については、以下のJIS規格があります。
JIS G 0567
鉄鋼材料及び耐熱合金の高温引張試験方法
この規格は、常温を超える温度における鉄鋼材料及び耐熱合金の引張試験方法について規定されている規格です。