鋼材の焼入れ,熱処理,JIS規格鋼製品の材質,種類,品質,試験等

 

平行部/標点/標点距離/つかみ部



”機械試験”の中の、”引張試験”に分類されている用語のうち、『(試験片の)平行部』、『(試験片の)標点』、『標点距離』、『(試験片の)つかみ部』のJIS規格における定義その他について。

主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼及び鋼製品の試験に関する主な用語として、鉄鋼用語(試験)(JIS G 0202)において”機械試験”のうちの”引張試験”に分類されている用語には、以下の、『平行部(試験片の)』、『標点(試験片の)』、『標点距離』、『つかみ部(試験片の)』などの用語が定義されています。

鉄鋼用語(試験)
⇒【機械試験 > 引張試験】


分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > 引張試験

番号: 1114

用語: 平行部(試験片の)

定義:
引張試験片の中央部における同一の断面寸法を有する部分。

対応英語(参考):
parallel portion
図1 引張試験片の各部の名称
L0:標点距離
P:平行部の長さ
R:肩部の半径
図1 引張試験片の各部の名称

分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > 引張試験

番号: 1115

用語: 標点(試験片の)

定義:
引張試験の伸びの測定の基準とするために、試験片に付けた印(図1 参照)。

対応英語(参考):
gauge mark


分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > 引張試験

番号: 1116

用語: 標点距離

定義:
(1)試験片の標点距離
引張試験片の平行部に付けた2標点間の距離の原寸法で、伸び測定の基準となる長さ(図1 参照)。
(2)伸び計の標点距離
伸び計を用いる伸び測定の基準となる試験片平行部における長さ。耐力測定に用いる伸び計の標点距離は、試験片の標点と異なった長さとしてもよいが、試験片の径、厚さ又は幅より短いものであってはならない。

対応英語(参考):
original gauge length,
gauge length,
extensometer gauge length


分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > 引張試験

番号: 1117

用語: つかみ部(試験片の)

定義:
引張試験片の端部で、試験機のつかみ装置につかまれる部分(図1 参照)。

対応英語(参考):
grip,
grip section