冷間圧造用鋼線の圧縮試験/割れ発生限界圧下率/ワイヤロープ試験
”機械試験”の中の、”その他の試験”に分類されている用語のうち、『冷間圧造用鋼線の圧縮試験』、『割れ発生限界圧下率』、『ワイヤロープ試験』のJIS規格における定義その他について。
主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼及び鋼製品の試験に関する主な用語として、鉄鋼用語(試験)(JIS G 0202)において”機械試験”のうちの”その他の試験”に分類されている用語には、以下の、『冷間圧造用鋼線の圧縮試験』、『割れ発生限界圧下率』、『ワイヤロープ試験』などの用語が定義されています。
鉄鋼用語(試験)
⇒【機械試験 > その他の試験】
分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > その他の試験
番号: 2361
用語: 冷間圧造用鋼線の圧縮試験
定義:
所定長さの試験片を所定の高さまで縦方向に圧縮したとき、割れその他の欠陥の発生の有無、圧縮荷重などを調べる試験。
対応英語(参考):
compression test (upset test) of wire for cold heading and cold forging
分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > その他の試験
番号: 2362
用語: 割れ発生限界圧下率
定義:
圧縮試験において割れが発生するかどうかの限界の圧下率。
圧下率は、圧縮した処理を元の試験片の長さで除した値を百分率で表す。
対応英語(参考):
critical upset (compression) ratio to crack initiation
分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > その他の試験
番号: 2411
用語: ワイヤロープ試験
定義:
ワイヤロープ(※1)及びワイヤロープを構成する素線の機械的性質などについて行う試験。
ワイヤロープについては破断試験及び径の測定を、ワイヤロープを構成する素線(中心ワイヤロープ、ストランドの心線、三角心用丸線及びフィラー線を除く。)については破断試験、ねじり試験、巻解試験、亜鉛付着量試験及び径の測定がある。
対応英語(参考):
test on wire rope
(※1)
ワイヤロープについては、以下のJIS規格があります。
JIS G 3525
ワイヤロープ
JIS G 3535
航空機用ワイヤロープ
JIS G 3540
操作用ワイヤロープ
JIS G 3549
構造用ワイヤロープ
JIS G 3550
構造用ステンレス鋼ワイヤロープ
JIS G 3557
一般用ステンレス鋼ワイヤロープ
JIS G 7301
一般用ワイヤロープ−ISO仕様及び特性