鋼線の巻付試験/ピアノ線の巻付引張試験/線材及び鋼線のきず検出試験
”機械試験”の中の、”その他の試験”に分類されている用語のうち、『鋼線の巻付試験』、『ピアノ線の巻付引張試験』、『線材及び鋼線のきず検出試験』のJIS規格における定義その他について。
主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼及び鋼製品の試験に関する主な用語として、鉄鋼用語(試験)(JIS G 0202)において”機械試験”のうちの”その他の試験”に分類されている用語には、以下の、『鋼線の巻付試験』、『ピアノ線の巻付引張試験』、『線材及び鋼線のきず検出試験』などの用語が定義されています。
鉄鋼用語(試験)
⇒【機械試験 > その他の試験】
分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > その他の試験
番号: 2331
用語: 鋼線の巻付試験
定義:
試験片を規定の径の心金に規定の回数だけ密接して巻き付け、破断やきずなどの発生状況を調べる試験。
対応英語(参考):
wrap (wrapping) test of steel wire
分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > その他の試験
番号: 2341
用語: ピアノ線の巻付引張試験(※1)
定義:
鋼線を規定の径の心金に規定の回数以上密接して巻き付け、これを引き伸ばして、コイルの長さの規定倍の長さに永久変形を生じさせた後、ピッチの不同から線の均一性を調べる試験。
対応英語(参考):
wrapping and stretching test for piano wire,
coiling test for piano wire
分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > その他の試験
番号: 2342
用語: 線材及び鋼線のきず検出試験
定義:
塩酸(5)と水を混合した溶液を煮沸しながら、試験片を規定の時間その中に浸して、表面欠陥状況又はきずの深さを調べる試験。
酸洗い試験ともいう。
注(5)
JIS K 1310 [塩酸(合成)]に適合するもの。
対応英語(参考):
(※1)
ピアノ線については、以下のJIS規格があります。
JIS G 3502
ピアノ線材
JIS G 3522
ピアノ線