リベット用丸鋼の縦圧試験/レールの落重試験/鋼矢板の継手引張試験
”機械試験”の中の、”その他の試験”に分類されている用語のうち、『リベット用丸鋼の縦圧試験』、『レールの落重試験』、『鋼矢板の継手引張試験』のJIS規格における定義その他について。
主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼及び鋼製品の試験に関する主な用語として、鉄鋼用語(試験)(JIS G 0202)において”機械試験”のうちの”その他の試験”に分類されている用語には、以下の、『リベット用丸鋼の縦圧試験』、『レールの落重試験』、『鋼矢板の継手引張試験』などの用語が定義されています。
鉄鋼用語(試験)
⇒【機械試験 > その他の試験】
分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > その他の試験
番号: 2211
用語: リベット用丸鋼の縦圧試験
定義:
径の2倍の長さの試験片を約950℃に加熱し、直ちに縦方向に長さの1/3まで圧縮した後、外側の面の割れの有無を調べる試験。
対応英語(参考):
longitudinal compression test of rivet,
upset test of rivet
分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > その他の試験
番号: 2221
用語: レールの落重試験
定義:
試験片に所定の高さ(落下の高さ)から所定の重量物を落下し、割れ又はたわみ量を調べる試験。
対応英語(参考):
drop test of rail,
falling weight test
分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > その他の試験
番号: 2231
用語: 鋼矢板の継手引張試験
定義:
2枚の鋼矢板の継手部分を互いにかみ合わせ、引張軸と試験片軸が一致するようにセットし、つかみ間隔を400mm以上として試験片を引っ張り、継手引張強度(※1)を測定する試験。
直線形鋼矢板に適用する。
図30 鋼矢板の継手引張試験のセット状態
対応英語(参考):
tensile test of steel sheet piling joint
(※1)
引張強度とは、引張強さともいい、最大引張荷重を平行部の原断面積で除した値のことです。