鋼管の圧壊試験(高圧ガス容器用の)/電気鉄板の繰返し曲げ試験
”機械試験”の中の、”その他の試験”に分類されている用語のうち、『鋼管の圧壊試験(高圧ガス容器用の)』、『電気鉄板の繰返し曲げ試験』のJIS規格における定義その他について。
主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼及び鋼製品の試験に関する主な用語として、鉄鋼用語(試験)(JIS G 0202)において”機械試験”のうちの”その他の試験”に分類されている用語には、以下の、『鋼管の圧壊試験(高圧ガス容器用の)』、『電気鉄板の繰返し曲げ試験』などの用語が定義されています。
鉄鋼用語(試験)
⇒【機械試験 > その他の試験】
分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > その他の試験
番号: 2071
用語: 鋼管の圧壊試験(高圧ガス容器用の)
定義:
規定の鋼製くさび2個を用いて、試験片をほぼその中央部で管軸に対して直角に挟み図のように徐々に圧壊し、2個のくさびの先端の間隔が規定の距離(圧壊高さ)になったとき、割れが生じたかどうかを調べる試験。
高圧ガス容器用継目無管鋼管(※1)に適用する。
図28 鋼管の圧壊試験
対応英語(参考):
crush test of steel tubes for high pressure gas cylinder
分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > その他の試験
番号: 2111
用語: 電気鉄板の繰返し曲げ試験
定義:
試験片を図のように試験機に挟み、左右に繰返し曲げて割れが生じるまでの回数を測定する試験。
曲げ試験は、10枚(縦目5枚、横目5枚)の試験片についてそれぞれ曲げ回数(4)を測定し、そのうち最低値をとる。
注(4)
曲げ回数とは、割れが両面に貫通せず片面だけにとどまっている間の通算回数。
図29 電気鉄板の繰返し曲げ試験
対応英語(参考):
reverse bend test of electrical steel sheet,
repeated bending test of electrical steel sheet
(※1)
高圧ガス容器用継目無鋼管は、JIS規格においては、以下のJISに規定されています。
JIS G 3429
高圧ガス容器用継目無鋼管