残留応力/全ひずみ/リラクセーション曲線
”機械試験”の中の、”リラクセーション試験”に分類されている用語のうち、『残留応力』、『全ひずみ』、『リラクセーション曲線』のJIS規格における定義その他について。
主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼及び鋼製品の試験に関する主な用語として、鉄鋼用語(試験)(JIS G 0202)において”機械試験”のうちの”リラクセーション試験”に分類されている用語には、以下の、『残留応力』、『全ひずみ』、『リラクセーション曲線』などの用語が定義されています。
鉄鋼用語(試験)
⇒【機械試験 > リラクセーション試験】
分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > リラクセーション試験
番号: 1923
用語: 残留応力
定義:
リラクセーション試験中の任意の時刻に、試験片に加えられている応力。
対応英語(参考):
residual stress,
remaining stress
分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > リラクセーション試験
番号: 1924
用語: 全ひずみ
定義:
常温で測定した評点距離に対する試験温度での伸びの比をひずみとして、リラクセーション試験中において、一定に保持されるひずみ。
全ひずみは、弾性ひずみと塑性ひずみからなる。
対応英語(参考):
total strain
分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > リラクセーション試験
番号: 1941
用語: リラクセーション曲線
定義:
残留応力と時間、又は荷重低下率(※1)と時間との関係を表す曲線。
対応英語(参考):
stress relaxation curve
(※1)
荷重低下率とは、リラクセーション値ともいい、初期荷重に対する減少した荷重の百分率のことです。