リラクセーション試験/引張リラクセーション試験
”機械試験”の中の、”リラクセーション試験”に分類されている用語のうち、『リラクセーション試験』、『引張リラクセーション試験』のJIS規格における定義その他について。
主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼及び鋼製品の試験に関する主な用語として、鉄鋼用語(試験)(JIS G 0202)において”機械試験”のうちの”リラクセーション試験”に分類されている用語には、以下の、『リラクセーション試験』、『引張リラクセーション試験』などの用語が定義されています。
鉄鋼用語(試験)
⇒【機械試験 > リラクセーション試験】
分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > リラクセーション試験
番号: 1900
用語: リラクセーション試験
定義:
試験片を一定の温度に保持し、これに速やかに荷重を加えて規定の初期荷重(応力)(※2)又は全ひずみに達した後、全ひずみ一定の条件の下で、荷重(応力)の時間的低下を測定する試験。
一般には引張リラクセーション試験が多く行われる。
対応英語(参考):
stress relaxation test
分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > リラクセーション試験
番号: 1901
用語: 引張リラクセーション試験(※1)
定義:
応力として引張応力を負荷するリラクセーション試験。
対応英語(参考):
tensile stress relaxation test
(※1)
引張リラクセーション試験については、以下のJIS規格があります。
JIS Z 2276
金属材料の引張リラクセーション試験方法
この規格では、一定の引張全ひずみと一定温度の条件のもとで、金属材料の引張応力のリラクセーション(応力の時間的変化)を測定する引張リラクセーション試験方法について規定されています。
(※2)
初期荷重(応力)とは、リラクセーション試験において、初期負荷時に負荷される最大荷重(応力)のことです。