鋼材の焼入れ,熱処理,JIS規格鋼製品の材質,種類,品質,試験等

 

両振りねじり疲れ限度/片振りねじり疲れ限度/疲れ限度線図



”機械試験”の中の、”疲れ試験”に分類されている用語のうち、『両振りねじり疲れ限度(両振りねじり疲労限度)』、『片振りねじり疲れ限度(片振りねじり疲労限度)』、『疲れ限度線図(疲労限度線図)』のJIS規格における定義その他について。

主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼及び鋼製品の試験に関する主な用語として、鉄鋼用語(試験)(JIS G 0202)において”機械試験”のうちの”疲れ試験”に分類されている用語には、以下の、『両振りねじり疲れ限度(両振りねじり疲労限度)』、『片振りねじり疲れ限度(片振りねじり疲労限度)』、『疲れ限度線図(疲労限度線図)』などの用語が定義されています。

鉄鋼用語(試験)
⇒【機械試験 > 疲れ試験】


分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > 疲れ試験

番号: 1759

用語: 両振りねじり疲れ限度(両振りねじり疲労限度)

定義:
両振りねじり応用が作用するときの疲れ限度。
応力振幅で表す。
τwの記号を用いる。

対応英語(参考):
fatigue limit under completely reversed torsion


分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > 疲れ試験

番号: 1760

用語: 片振りねじり疲れ限度(片振りねじり疲労限度)

定義:
片振りねじり応用が作用するときの疲れ限度。
応力振幅の2倍で表す。
τuの記号を用いる。

対応英語(参考):
fatigue limit under pulsating torsion


分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > 疲れ試験

番号: 1761

用語: 疲れ限度線図(疲労限度線図)

定義:
疲れ限度が平均応力又は応力比によって変化する状態を示す線図。
次の三つの表し方がある。
(1)横軸に平均応力、縦軸に応力振幅をとって表す(Haighの線図)。
(2)横軸に平均各応力、縦軸に疲れ限度における最大応力と最小応力をとって表す(Smithの線図、修正Goodman線図)。
(3)横軸に疲れ限度における最小応力、縦軸に最大応力をとって表す(Rsの線図)。

対応英語(参考):
fatigue limit diagram