呼び応力/変動応力/繰返し応力/最大応力/最小応力
”機械試験”の中の、”疲れ試験”に分類されている用語のうち、『呼び応力』、『変動応力』、『繰返し応力』、『最大応力』、『最小応力』のJIS規格における定義その他について。
主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼及び鋼製品の試験に関する主な用語として、鉄鋼用語(試験)(JIS G 0202)において”機械試験”のうちの”疲れ試験”に分類されている用語には、以下の、『呼び応力』、『変動応力』、『繰返し応力』、『最大応力』、『最小応力』などの用語が定義されています。
鉄鋼用語(試験)
⇒【機械試験 > 疲れ試験】
分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > 疲れ試験
番号: 1721
用語: 呼び応力
定義:
切欠きその他による応力集中の効果を考慮せず、材料が弾性体であるとして計算された応力。
垂直応力はσ、せん断応力はτの記号を用いる。
対応英語(参考):
nominal stress
分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > 疲れ試験
番号: 1722
用語: 変動応力
定義:
振幅が時間的に変化する応力。
対応英語(参考):
varying stress
分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > 疲れ試験
番号: 1723
用語: 繰返し応力
定義:
ある一定の極大値と極小値との間を単純に、かつ周期的に変動する応力。
対応英語(参考):
repeated stress,
alternating stress,
cyclic stress
分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > 疲れ試験
番号: 1724
用語: 最大応力
定義:
繰返し応力の代数的最大値。
σmax 又は τmax をの記号を用いる。
対応英語(参考):
maximum stress
分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > 疲れ試験
番号: 1725
用語: 最小応力
定義:
繰返し応力の代数的最小値。
σmin 又は τmin をの記号を用いる。
備考:
最大応力及び最小応力は、引張及び圧縮応力の場合、引張応力を正、圧縮応力を負にとり、せん断応力の場合には、一方向を正にとれば他方向を負にとる。
対応英語(参考):
minimum stress