ヌープ硬さ試験/ヌープ硬さ
”機械試験”の中の、”硬さ試験”に分類されている用語のうち、『ヌープ硬さ試験』、『ヌープ硬さ』のJIS規格における定義その他について。
主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼及び鋼製品の試験に関する主な用語として、鉄鋼用語(試験)(JIS G 0202)において”機械試験”のうちの”硬さ試験”に分類されている用語には、以下の、『ヌープ硬さ試験』、『ヌープ硬さ』などの用語が定義されています。
鉄鋼用語(試験)
⇒【機械試験 > 硬さ試験】
分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > 硬さ試験
番号: 1441
用語: ヌープ硬さ試験(※1)
定義:
二つの対りょう角が172°30'と130°の四角すいダイヤモンド圧子を一定の試験荷重で材料の試験面に押込み、生じた菱形の永久くぼみの大きさから試料の硬さを測定する試験。
JISでは、試験荷重0.49〜9.8N{50〜1000gf}で微小硬さ試験(※2)として規定されている(1403参照)。
対応英語(参考):
Knoop hardness test
分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > 硬さ試験
番号: 1442
用語: ヌープ硬さ
定義:
ヌープ硬さ試験において、用いた試験荷重(N){kgf}を軽重くぼみの投影面積(mm2)で除した値。「
対応英語(参考):
Knoop hardness
(※1)
ヌープ硬さ試験関連では、以下のJIS規格があります。
JIS B 7734
ヌープ硬さ試験−試験機の検証
JIS Z 2251
ヌープ硬さ試験−試験方法
(※2)
微小硬さ試験とは、押込み硬さ試験のうち、ごく小さい試験荷重で行う硬さ試験の総称のことで、9.8N{1kgf}以下の試験荷重で行うビッカース硬さ試験及びヌープ硬さ試験が規定されています。