ビッカース硬さ試験/ビッカース硬さ
”機械試験”の中の、”硬さ試験”に分類されている用語のうち、『ビッカース硬さ試験』、『ビッカース硬さ』のJIS規格における定義その他について。
主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼及び鋼製品の試験に関する主な用語として、鉄鋼用語(試験)(JIS G 0202)において”機械試験”のうちの”硬さ試験”に分類されている用語には、以下の、『ビッカース硬さ試験』、『ビッカース硬さ』などの用語が定義されています。
鉄鋼用語(試験)
⇒【機械試験 > 硬さ試験】
分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > 硬さ試験
番号: 1431
用語: ビッカース硬さ試験(※1)
定義:
対面角136°の正四角すいのダイヤモンド圧子を一定の試験荷重で試料の試験面に押込み、生じた永久くぼみの大きさから、試料の硬さを測定する試験。
JISでは、試験荷重0.49〜490N{50gf〜50kgf}での試験方法が規定されている。
なお、試験荷重9.8N{1kgf}以下の試験は、微小硬さ試験として区別されている。
対応英語(参考):
Vickers hardness test
分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > 硬さ試験
番号: 1432
用語: ビッカース硬さ
定義:
ビッカース硬さ試験において、用いた試験荷重(N){kgf}を永久くぼみの表面積(mm2)で除した値。
対応英語(参考):
Vickers hardness
(※1)
ビッカース硬さ試験関連では、以下のJIS規格があります。
JIS B 7725
ビッカース硬さ試験−試験機の検証
JIS B 7735
ビッカース硬さ試験−基準片の校正
JIS R 1623
ファインセラミックスの高温ビッカース硬さ試験方法
JIS Z 2244
ビッカース硬さ試験―試験方法
JIS Z 2252
高温ビッカース硬さ試験方法