ブリネル硬さ試験/ブリネル硬さ
”機械試験”の中の、”硬さ試験”に分類されている用語のうち、『ブリネル硬さ試験』、『ブリネル硬さ』のJIS規格における定義その他について。
主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼及び鋼製品の試験に関する主な用語として、鉄鋼用語(試験)(JIS G 0202)において”機械試験”のうちの”硬さ試験”に分類されている用語には、以下の、『ブリネル硬さ試験』、『ブリネル硬さ』などの用語が定義されています。
鉄鋼用語(試験)
⇒【機械試験 > 硬さ試験】
分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > 硬さ試験
番号: 1421
用語: ブリネル硬さ試験(※1)
定義:
球圧子を一定の試験荷重で試料の試験面に押込み、生じた永久くぼみの大きさから、試料の硬さを測定する試験。
JISでは、直径5mm 又は 10mm の鋼球若しくは超硬合金球を用い、29.4MN、14.7MN、9.8MN、7.3MN、4.9MN{3000kgf、1500kgf、1000kgf、750kgf及び500kgf}の試験荷重による試験方法が規定されている。
対応英語(参考):
Brinell hardness test
分類: 鉄鋼用語(試験) > 機械試験 > 硬さ試験
番号: 1422
用語: ブリネル硬さ
定義:
ブリネル硬さ試験において、用いた試験荷重(N){kgf}を永久くぼみの表面積(mm2)で除した値。
鋼球圧子を用いたときには硬さ記号HBSを、また超硬合金球圧子のときにはHBWを用いる。
対応英語(参考):
Brinell hardness
(※1)
ブリネル硬さ試験関連では、以下のJIS規格があります。
JIS B 7724
ブリネル硬さ試験−試験機の検証
JIS B 7736
ブリネル硬さ試験−基準片の校正
JIS H 0511
スポンジチタンのブリネル硬さ測定方法
JIS Z 2243
ブリネル硬さ試験−試験方法