鋼材の焼入れ,熱処理,JIS規格鋼製品の材質,種類,品質,試験等

 

露点/真空ガス浸炭/プラズマ浸炭/電解浸炭



”表面硬化処理及び表面処理”に分類されている用語のうち、『露点』、『真空ガス浸炭』、『プラズマ浸炭』、『電解浸炭』のJIS規格における定義その他について。

主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼の熱処理に関する主な用語として、鉄鋼用語(熱処理)(JIS G 0201)において”表面硬化処理及び表面処理”に分類されている用語には、以下の、『露点』、『真空ガス浸炭』、『プラズマ浸炭』、『電解浸炭』などの用語が定義されています。

鉄鋼用語(熱処理)
⇒【表面硬化処理及び表面処理】


分類: 鉄鋼用語(熱処理) > 表面硬化処理及び表面処理

番号: 4107

用語: 露点

定義:
雰囲気中の水分が凝縮し始める温度。
備考: ガス浸炭の場合は、露点でカーボンポテンシャル
(※1)を調節できる。

対応英語(参考):
dew point


分類: 鉄鋼用語(熱処理) > 表面硬化処理及び表面処理

番号: 4108

用語: 真空ガス浸炭

定義:
真空中で処理物を加熱し、浸炭性ガスを導入して行う浸炭。

対応英語(参考):
vacuum carburizing


分類: 鉄鋼用語(熱処理) > 表面硬化処理及び表面処理

番号: 4109

用語: プラズマ浸炭

定義:
媒体がプラズマである浸炭。

対応英語(参考):
plasma carburizing


分類: 鉄鋼用語(熱処理) > 表面硬化処理及び表面処理

番号: 4110

用語: 電解浸炭

定義:
塩浴中で、陰極とした処理物と陽極との間に通電し、処理物を加熱して行う浸炭。

対応英語(参考):
electrolytic carburizing


(※1)
カーボンポテンシャルとは、鋼を加熱する雰囲気の浸炭能力を示す用語のことです。