熱浴焼入れ/塩浴焼入れ/電解焼入れ/真空焼入れ
”焼入れ、焼戻し及び時効”に分類されている用語のうち、『熱浴焼入れ』、『塩浴焼入れ』、『電解焼入れ』、『真空焼入れ』のJIS規格における定義その他について。
主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼の熱処理に関する主な用語として、鉄鋼用語(熱処理)(JIS G 0201)において”焼入れ、焼戻し及び時効”に分類されている用語には、以下の、『熱浴焼入れ』、『塩浴焼入れ』、『電解焼入れ』、『真空焼入れ』などの用語が定義されています。
鉄鋼用語(熱処理)
⇒【焼入れ、焼戻し及び時効】
分類: 鉄鋼用語(熱処理) > 焼入れ、焼戻し及び時効
番号: 3105
用語: 熱浴焼入れ
定義:
冷却に適切な温度に保った熱浴(溶融金属、溶融塩、油など)を用い、この熱浴で急冷し適切な時間保持した後、引上げて空冷する焼入れ。
対応英語(参考):
hot bath quenching
分類: 鉄鋼用語(熱処理) > 焼入れ、焼戻し及び時効
番号: 3106
用語: 塩浴焼入れ
定義:
溶融塩を用いる熱浴焼入れ。
対応英語(参考):
salt bath quenching
分類: 鉄鋼用語(熱処理) > 焼入れ、焼戻し及び時効
番号: 3107
用語: 電解焼入れ
定義:
電解液中で陰極とした処理物を陽極との間で通電して処理物を加熱し、電解液によって急冷する焼入れ。
対応英語(参考):
electrolytic hardening
分類: 鉄鋼用語(熱処理) > 焼入れ、焼戻し及び時効
番号: 3108
用語: 真空焼入れ
定義:
真空中で加熱し、ガス、油又は水などによって急冷する焼入れ。
対応英語(参考):
vacuum hardening
[ 鉄鋼用語 > 焼入れ,焼戻し,時効 ]