鋼材の焼入れ,熱処理,JIS規格鋼製品の材質,種類,品質,試験等

 

直接黒鉛化/第二段黒鉛化/回復



”焼ならし及び焼なまし”に分類されている用語のうち、『直接黒鉛化』、『第二段黒鉛化』、『回復』のJIS規格における定義その他について。

主に圧延、鋳造又は鍛造された鋼の熱処理に関する主な用語として、鉄鋼用語(熱処理)(JIS G 0201)において”焼ならし及び焼なまし”に分類されている用語には、以下の、『直接黒鉛化』、『第二段黒鉛化』、『回復』などの用語が定義されています。

鉄鋼用語(熱処理)
⇒【焼ならし及び焼なまし】


分類: 鉄鋼用語(熱処理) > 焼ならし及び焼なまし

番号: 2203

用語: 直接黒鉛化

定義:
第一段黒鉛化
(※1)終了後の冷却過程において、Ac1変態の温度範囲内でオーステナイトがフェライトに変態する際、その炭素溶解度の差によってオーステナイトから直接黒鉛が析出する現象。

対応英語(参考):
direct graphitization


分類: 鉄鋼用語(熱処理) > 焼ならし及び焼なまし

番号: 2204

用語: 第二段黒鉛化

定義:
可鍛鋳鉄を製造する際、共析セメンタイトが焼戻炭素(テンパカーボン)とフェライトへ分解する現象。

対応英語(参考):
second stage grahtitization


分類: 鉄鋼用語(熱処理) > 焼ならし及び焼なまし

番号: 2205(3.119)

用語: 回復

定義:
冷間加工された鉄鋼製品の物理的又は機械的性質の少なくとも一部を、その組織の明らかな変化を来すことなしに、回復させる意図をもった熱処理。
備考: この処理は、再結晶の温度よりも低温で行われる。

対応英語(参考):
recovery


(※1)
第一段黒鉛化とは、可鍛鋳鉄を製造する際、共晶セメンタイトが焼戻炭素(テンパカーボン)とオーステナイト(1種以上の元素を含むγ鉄固溶体)へ分解する現象のことです。